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- 鎌倉は1192年に源頼朝が幕府を開いた町で、寺社や史跡が多く、湘南地方の代表的観光地です。高級住宅・別荘地も多く、近年は京浜へ、の通勤者も増加している。前方を海、残り三方を丘陵に囲まれた堆積低地にあるため、各所に丘陵を開いた切り通しと呼ばれる道が通じる。
- 奈良の大仏と並び称される、鎌倉大仏は鎌倉市長谷の高徳院にあり、正式の名は金銅阿弥陀如来像。銅像で高さ11.5メートル、重さ124トン。鎌倉のシンボルとして名高く、参拝者が絶えません。雲慶様式を基本に、宋代美術様式を加味した、当時の鎌倉地方様式を示す代表作。
- 修行僧の沙門浄光が全国から寄付金を募り、現在より小さい、木造仏が造られたのが始め。現在の金銅仏は、建長4年に製造が開始されました。当初は大仏殿に収まっていましたが、応安2年(1369)、明応4年(1495)の水害で殿舎が流され、現在の露坐の姿になりました。
- 1192年から1333年まで続いた鎌倉時代は、浄土宗、日蓮宗、禅宗等の新仏教が農民や武士の間に大きな支持を得て、仏教史上画期的時代を現出した。彫刻や画像などは写実的傾向が強まり、建築では唐様の輸入が注目される。
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