磐梯山

  1. 磐梯山は福島県中北部、猪苗代湖の北にある成層火山で、標高1819メートル。安山岩からなり、山頂に火口跡の沼の平がある。磐梯朝日国立公園に属し、山頂からの展望は雄大。南面には猪苗代スキー場がある。
  2. 磐梯高原は磐梯山北麓を占める、標高約800メートルの高原で、裏磐梯とも呼ばれる。1888年の噴火で生じた、桧原湖・小野川湖・秋元湖・五色沼その他多数の湖沼群と、森林美で知られる。
  3. 磐梯山は1888年(明治21年)7月に突如大爆発を起こし、火口壁の北部にあった、小磐梯山を吹き飛ばして、北方に開いた馬蹄形のカルデラを形成した。火山砕屑物は北麓の村々に降りかかり、死者461名に及ぶ多大の被害を与え、また泥流は谷を埋めて、多数の湖沼を出現させた。
  4. 磐梯高原に散在する200余の湖沼群を、五色沼と呼ぶ。毘紗門沼・弁天沼・瑠璃沼・青沼などが主。1888年の、磐梯山爆発で流出した、泥流のくぼみに、湛水したもので、イオンや沈殿物の種類、沼の深さなどによって、緑・青・赤などの色を呈する。
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最終更新:2020年2月9日