桜島

  1. 南九州鹿児島湾の中心に位置する桜島は姶良カルデラの南縁に噴出した火山島。頂上が北岳・中岳と現在活動中の南岳に分かれる複合火山体で、島の面積は約77平方キロメートル。東半分は鹿児島市、西半分は桜島町に属し、荒涼とした溶岩原に島内一周道路が通じる。霧島屋久国立公園に含まれ、鹿児島港からフェリーで10分。
  2. 絶えず噴煙を上げ続ける桜島は鹿児島市の対岸にあり,日本で最も活発な活火山の一つ。現在活動中の南岳(1040m)は北岳の山腹に生じた成層火山で、大正3年の大噴火では、30億トンもの溶岩が流出して大隅半島と地続きと成った。現在の噴火の形態は,山頂の火口での噴火で,噴石・火山灰・火山ガスなどを放出している。
  3. 南九州の薩摩半島と大隅半島に挟まれた鹿児島湾は錦江湾とも呼ばれ北の姶良カルデラと南の指宿カルデラの爆発により生成した。南北の長さ約70km、東西の幅約20kmで湾内に桜島が有る。一般に水深が大で鹿児島・指宿・垂水等の良港が有り海岸の一部は霧島屋久国立公園に属する。
  4. 鹿児島県庁の有る鹿児島市は鹿児島湾の西岸に位置し、南九州を制覇した島津氏の城下町として発達してきた。活火山の桜島が近距離に有るため、イタリアのナポリに比較される。その他見るべきところとして、鹿児島城跡公園(城山)、磯庭園等がある。又鹿児島は屋久島や沖縄等の南西諸島への出発拠点でもある。人口約54万人。
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最終更新:2020年2月9日